実際に農業を始めてから、強く感じること、
それは、結果も自分達次第ということです。
手を抜かず丁寧にしっかりやれば、それが後から結果としてついてきます。
逆にいい加減な作業をすると、それも悪い結果として出てきます。
人のせいにはできません。
だからこそ自分の納得がいくまでとことん追求できます。
作業はとてもとても大変ですが、常にベストを尽くす、本気で仕事をするということは
とてもやりがいを感じます。
ただ、始めて分かったことは自然の力には及ばないこともあるということ。
一生懸命にやっても長雨、雪、霜などには人の力も知恵も勝てない時があります。
こればっかりは仕方がない。辛いことですが・・・。
そういう時こそ前を向ける「しぶとさ」も必要です。
それからやはり、そうはいっても克服できないこともあります。
最初の方で挙げた①~⑤までの「自分は農業に適さない人間」と思う項目です。
就農初年度は畑に居るだけで疲れてしまい、雨の日でも風の日でも作物優先の
生活が嫌で嫌で泣きべそばかりかいていました。
でも人間の身体は賢い。徐々に慣れるのです。
隣の畑のおばさんが3年経てば体も慣れるよ、と言ってくれたのでホントか?!と
半信半疑でしたが本当でした(笑)
特に鍛えているわけではないのですが、一年一年体が動くようになりました。
動き方がわかってきたと言った方がいいかもしれません。
それに、頑張ってやれば良い物ができると思えば自然にやるようになります。
日焼け対策は真夏でも長袖、長ズボン、顔は手ぬぐいで覆い、帽子をかぶり、
畑に居る時の姿は笑っちゃうくらい完全防備です。
でも、この格好をすると「よし!仕事するぞ!」という気持ちになります。
コスプレみたいなものかもしれません。
手袋も作業によって種類を使い分け、なるべく手荒れを防ぐようにしていますが
体質的にやはり手荒れは出てしまいますが、我慢・我慢
貧血もなかなか治りませんが、体を動かす仕事なので何でも良く食べるようになりました。
虫は・・・、今でも大嫌いですが、なんとか頑張っています(涙)
話はとーーーーーーーっても長くなりましたが、
大大大反対だった「この私」が農業を始め、なんだかんだ続けています。
だから、やろうと思えば誰にだってできると思います。
嫌なことばかりに目を向けず、良いことを見る、見つける、考える。
辛いことが沢山あっても、それを上回るほど良いことも沢山あります。
それが、私が農業が続けられる理由かもしれません。
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