土肥農園のどすいか

そこまでするか?」 というくらい
「ど」がすぎています。

だから、土肥農園のすいかを
「どすいか」と呼んでいます。

シャリッとした独特な歯ごたえと、
爽やかな甘さ、そして切った瞬間から感じるフレッシュな香り。
口にしたら、もう笑うしかないくらいのすいかをつくりたい。
そんな想いが、この「どすいか」という名前の由来です。

土づくりをはじめ、育てる過程、
収穫の見極めなどすべてにおいて

「ど」がすぎるくらいこだわってます。
そこまでするか? といわれることが、
私たち土肥農園にとっては、最上のほめことばです。

すいかそのもののおいしさを追求するのはもちろんのこと、

わたしたち土肥農園の、農業に対する想いや、
商品を通じた、たくさんの人のしあわせに触れる喜びなど

すべてのものが詰まったものが、この「どすいか」なのです。

<育苗>2月〜4月

種まき

2月下旬から台木の種まき、3月上旬からすいかの種まきがはじまります。
すいかは接木といって、台木になる植物とすいかの2種類をつなぎ合わせて、両方の長所を兼ね備えた植物をつくります。
すいかの台木にはトウガンやユウガオが使われます。


接木

接木をする主な目的は、土壌病害からすいかを守るためです。台木とすいかの根を切り、台木にすいかを差し込む作業を行います。
人間に例えれば、大手術を行うわけです。
合体した苗はデリケートなので、温度管理を徹底し、大事に、大事にハウスのなかでつながるのを待ちます。


育苗

接木した台木とすいかがしっかりとつながってくれたら、畑デビューする日までじっくり育てます。
成長に合わせて換気したり、水を与えたり、過保護になりすぎない程度に目を配りながら育てます。


<畑の準備・定植>4月〜6月

畑を耕す

3月下旬あたりから畑の準備をはじめます。
トラクターが動き出すと「春がきたな〜」と実感します。元肥を畑に撒いて、耕します。


ビニールマルチ

地温や水分の保持、成長したすいかが汚れたり、病気になることを防ぐためにビニールマルチを敷きます。
小型トラクターに専用の機械を取り付けて、ビニールマルチを敷いています。


トンネル張り

ビニールマルチに等間隔に骨組みを刺し、その骨組みのうえにビニールを張り、トンネルをつくります。このトンネル張りは、保温や交配前の花を雨から守るために行います。中腰で作業するので、地味な作業のようで結構キツイお仕事です。


定植

準備できた畑から、すいかの苗を植えていきます。
育苗のビニールハウスで育ってきた苗たちの畑デビューです。1回の定植で約500から800本近くの苗を植えます。
これを4月上旬から6月20日頃までにかけて10数回行います。ひとつずつ苗は手作業で植えます。


<畑の手入れ>4月下旬〜7月上旬

つる引き

すいかは成長するとどんどんつるが伸びていきます。余分なつるを除去し、良いつるを4本残し、適度なイチにすいかを着果させるように、伸びたつるを株元へ揃えます。これを1株ごとに丁寧に行います。
すいかの成長はとても早く、この作業を適期に行わないと、おいしいすいかが実りません。つる引きは、この後の交配を行うための大切な作業です。


交配

5月下旬から7月下旬にかけ、交配を行います。すべての作業は、この日のためにあるといっても過言ではありません。この交配がきちんと行えなければおいしいすいかは実りません。1株に4本残したつるには、それぞれ1つずつ雌花が咲きます。その1株の4つの雌花にひとつずつ人の手で雄花の花粉をつけていきます。すいかの花は朝咲いたら10時頃までに交配を済ませないといけません。ひとつずつ、「おいしいすいかになっておくれよ」と願いながら作業しています。


摘果

交配後、雌花の根元からだんだんふくらんできます。1株に4つのふくらんだすいかができます。そのうち形の良いものを2つ残して、あとの2つは取ってしまいます。これを摘果といいます。もったいないですが、おいしいすいかをつくるためには、この摘果の作業が欠かせません。


<収穫>7月中旬〜9月上旬

収穫の見極め

完熟すいかを見極めるために、交配日から完熟になる積算温度を計算しています。完熟度合いを確かめるために試し切りを行い、収穫する際にはすいかを叩きながら音でも判断していきます。


収穫

完熟したすいかは、1玉で約7kgから大きなもので10kg以上あります。収穫したすいかは、運搬車に乗せてトラックまで運びます。つるを切ったすいかをバスケットボールのようにパスをしながら収穫します。1つ1つが重いので収穫もかなりの重労働です。


<畑の片付け>9月

つるを乾燥・燃やす

収穫が終わった畑は、すいかの株元を切り、そのまま枯らして乾かします。
ビニールマルチをきれいにはがし、
枯れたつるをひとまとめにして燃やします。


緑肥を播く

畑に麦などを播いて、冬を越す準備をします。畑は連作すると病気になることもあるので、畑を休ませることもあります。


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